司法試験を諦めた最大の理由、それは「手書き」だった。
司法試験って、難しいとか勉強が大変とか、いろいろ言われてるけど、
自分にとって一番の壁は、手書きの論文試験だった。
これが本当に無理だった。
漢字が、書けない。読むのは平気だけど、いざ書こうとすると全然出てこない。
それを何時間も、黒ペンで紙に、丁寧に、論理的に書き続けるって…
正直、かなりキツかった。
論理的な思考とか法的な構成は頭の中でできていた。
でも、それを手書きで綺麗に書かないと点にならない。
その時点で「これは無理だな」と感じて、完全に諦めた。
大学卒業から25年。ようやくCBT導入だって?
そして最近、ふと見かけたニュースで驚いた。
司法試験で、CBT(Computer-Based Testing)が導入されると。
……いや、それ、遅すぎるでしょ?
自分、大学卒業してからもう25年経ってるんです。
その頃からパソコンは普通に使ってたし、レポートもWordで書いてた。
なんで司法試験だけ、いつまでも「手書きで勝負」みたいな世界だったのか…。
もちろん、字を書くのが得意な人もいると思う。
でも今の時代、ほとんどの人が「読めるけど書けない漢字」に悩んでるはず。
パソコンやスマホに慣れた世代にとって、「すべて手で書け」は、かなりハードルが高い。
CBT化で、ようやく「勝ち筋」が見えてきた
でも正直、CBT導入のニュースを見て、ちょっと思った。
「もしかして、自分にもチャンスがあるかもしれない」と。
タイピングなら得意だし、文章構成もできる。
何より、手書きのストレスがないなら、集中力を中身に注げる。
今さら感はあるけど、
「ようやく時代が自分に追いついてきた」とすら感じる。
もう一度、目指してみるのもアリかもしれない
今は学び直しの時代。
AIを使えば情報収集も効率的にできるし、
昔みたいに基本書に付箋を貼って、何冊も持ち歩く必要もない。
「司法試験を目指したかったけど、漢字と手書きで諦めた」って人、
たぶん自分以外にもいると思う。
もし、あの「手書き」という壁がなくなるなら、
もう一度挑戦してみるのも、悪くないかもしれない。
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